お知らせ
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　根面はむし歯の進行が止まりにくい場所でも
　あります。それは、根面象牙質の組織組成が
　関係します。
　
　エナメル質は、六角柱状のハイドロキシアパ
　タイトの結晶が規則正しく並んでできていま
　す。一方、象牙質には、格子状のコラーゲン
　を足場にして、ハイドロキシアパタイトの
　結晶がくっついています。

　ハイドロキシアパタイトは、細菌の酸により
　溶け出し、むし歯が進みます。唾液の作用に
　より修復されますが、修復より溶出のスピー
　ドが速い状態が続くと、穴の開いたむし歯に
　なります。
　象牙質では、ハイドロキシアパタイトの足場
　であるコラーゲンも細菌の酵素により分解さ　
　れてしまいます。コラーゲンを修復する作用
　は唾液にはありません。
　エナメル質は唾液で修復されますが、象牙質
　では修復できない所があるのです。
　これが、根面の象牙質ではむし歯の進行が
　止まりづらい理由です。

　東根市神町　　えちごやタウン歯科