TCH(歯列接触癖)
ものを食べていないときは、上下の歯の間は
わずかに空いているのがふつうです。しかし
無意識に上下の歯をかみ合わせることが癖に
なっている方もいます。
これは「TCH」歯列接触癖と呼ばれ、あごの
筋肉の疲労や関節への過剰な負担の原因とな
ります。TCHは、顎関節症の方の8割近くに
あると言われます。TCHがあると、顎関節症
の痛みが持続・悪化するリスクが、ない人と
比較して約2倍になるともいわれます。
TCHは無意識の習慣ですので、直すのは難し
いものです。まずはご自分にTCHがあるのを
認識することが第一歩。
発音、咀嚼、嚥下などのよる正常な接触時間
は、1日およそ17分30秒とされています。
上下の歯が当たっていることに気づいたら、
意識的に離すようにしましょう。
「TCHに注意!」などと書いた付箋を身の
まわりに貼って、こまめに意識する習慣を
付けると良いでしょう。
TCHがきっかけとなり、歯の根元の欠け、
知覚過敏、咬合異常など様々な痛みの原因と
つながっています。
東根市神町 えちごやタウン歯科