歯周病とからだの病気④
お口の中で増殖した細菌が、唾液や食べ物を
誤って飲み込んだときに肺に入ると
誤嚥性肺炎の原因になります。
高齢の方にとってはとりわけ危険な病気です。
高齢者の肺炎の大部分は、誤嚥性肺炎と報告
されています。誤嚥性肺炎は、本来は
口→食道→胃と入るはずの食物や唾液が
誤って口→気管→肺に入ってしまうことが
原因です。
誤って入ってしまう、つまり誤嚥してしまう
のは、舌や口、のどの筋肉が衰えて、
飲み込む(嚥下)力が弱っているためです。
食事のときに頻繁にむせるというのは、
飲み込む力が弱っている兆候です。
歯周病は、炎症を起こしている歯ぐきの中で
歯周病菌が増殖している状態。
口の中の細菌の量が多いほど、誤って肺に
入り込んだ時に誤嚥性肺炎になりやすく
なります。
お口の衛生状態は感染症に直結します。
歯磨きでしっかりと口の中の細菌の量を
減らすことが、誤嚥性肺炎の予防には大切
です。
東根市神町 えちごやタウン歯科