歯周病とからだの病気③
糖尿病は、すい臓から分泌されるインスリン
の働きが悪くなり、血糖値が慢性的に高い
ままになってしまう病気です。
糖が細胞に取り込まれず、血糖値の高い状態
が何年も続くと、血管が弱って、心臓病や
失明、脚の切断など、深刻な合併症につながり
かねません。
歯周病になった歯ぐきでは、炎症が起こって
います。進行した歯周病の場合、そこから
炎症物質がからだに入り込み、血糖値を低下
させるインスリンの働きを邪魔します。
このため、血糖値が高いままになり、糖尿病
が進行しやすくなると考えられています。
糖尿病については、歯周病が悪化の一因に
なるだけでなく、歯周病が改善すると糖尿病
が改善することも分かっています。
治療により歯ぐきの炎症が治まると、炎症
物質も生じなくなります。
するとインスリンへの影響もなくなり、
インスリンが働いて血糖を下げられるように
なる結果、糖尿病も改善するというわけです。
東根市神町 えちごやタウン歯科