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しみる歯~知覚過敏~③


 歯がしみて、歯医者を受診すればすぐに原因
 がわかるだろうと期待するかもしれません。
 様々な指導と、コート材を塗ってもらうだけ
 で診療がおわり、だと拍子抜けしてしまうか
 もしれません。
 「しみる」という症状は、いろんな歯の病気
 の初期症状に似ています。この痛みが、軽い
 知覚過敏によるものなのか、それとも歯の
 内部で炎症が起き始めているのかを鑑別する
 には、経過観察が重要です。
 
 診察でもレントゲン検査でもこれだな!とい
 う原因が見つからない場合、まずすべきは、
 問診によって浮かび上がった生活習慣の問題
 を改善し、再石灰化層を作って自然治癒を促
 すことです。
 もう一つが、歯を無色透明のコート材でおお
 ってみて、知覚過敏の症状が治まるかどうか
 経過観察することです。

 コート材で刺激を遮断したことにより神経の
 興奮が治まってくるはずなのに、それでも
 痛みに変化がない場合は、難易度が高いケー
 スです。比較的大きな炎症が、歯の内部で起
 き始めていることも想定して、治療にあたる
 必要があります。

 難易度が高いと診断される場合、象牙質を
 レジンでおおったり、古い詰め物を外して詰
 め治したりして、可能性があると考えられる
 治療法を、軽いものから順に試していき、場
 合によっては神経を抜く治療が必要になるこ
 ともあります。

 このように、知覚過敏の治療とは「受診して
 すぐ治る」というケースばかりではありませ
 ん。

 東根市神町  えちごやタウン歯科

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