持病とお薬①高血圧
高血圧症とは、読んで字のごとく「血圧が
高い状態」です。私たちの体の中では、心臓
から全身へと血液が送り出されています。
このとき血管の壁にかかる圧力を「血圧」
といいます。
血管にかかる圧力が大きい状態をそのままに
しておくと、脳や心臓への負担となります。
高血圧症は脳卒中や心筋梗塞、心不全の最大
のリスクです。
高血圧症のかたが飲んでいるお薬は降圧薬
といいます。降圧薬にはいろいろ種類があり
それぞれ作用のしかたも違いますが、その
目的は同じで「血管にかかる圧力を下げる」
ことです。
高血圧症と歯科治療とはどう関係するのでし
ょう?
血圧は痛みやストレスを感じると高くなりま
す。痛みやストレスを感じると、血圧をコン
トロールするホルモンのようなもの(カテコ
ールアミン)がたくさん出て、血圧をあげま
す。高血圧症かたは、治療時の緊張でさらに
血圧があがります。血圧が上がると心臓が
ドキドキしますが、それよりも怖いのは脳の
血管への影響です。内圧が上がりパンパンに
なった血管が破れ、脳出血を起こしてしまう
ことがあるのです。
万一のトラブルを避けるため、高血圧症の
方、お薬を飲んでいる方は、必ずお伝えく
ださい。受診前には、通常通りお薬を服用
することもお忘れなく。
東根市神町 えちごやタウン歯科